ナショジオ×ハワード・ジョーンズがタッグ 環境保護伝えるミュージック映像が街頭に

写真拡大Photo by cinemacafe.net 地球環境について考える日として、毎年世界各地で様々な形でイベントやアクションが行われている、アースデー(4月22日)。日本でも1990年より毎年多くのアーティストが集ってコンサートを行うなど、徐々にそのコンセプトが定着してきている。そんな中、ドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」(以下ナショジオ)では、アースデーの啓蒙活動として、1980年代に一世風靡した英のテクノポップを代表するミュージシャン、ハワード・ジョーンズとタッグを組み、新たに「地球環境を考える」ミュージックビデオを制作、4月8日(木)よりチャンネル内、さらに12日(月)より街頭ビジョンにて放送される。英米両国で累計800万枚以上のセールスを記録する、エレクトリック・ポップ、テクノ・ポップの先駆者として名を馳せ、いまなお活躍する一方で、80年代から地球保護に対し積極的に貢献していることでも有名なジョーンズ。今回制作するミュージック・ビデオは、彼の新曲「Building Our Own Future」のミュージックビデオと、ナショジオがアースデーに因んで放送する海をテーマにした特集番組「海の神秘」の映像とを組み合わせたもの。映像と音楽の融合により環境保護を呼びかけていく。年々、エコ推進の声が高まる中、今回誕生した新たなプロジェクト。その仕上がりも気になるところだが、今後こうしたメディアの融合はどのような広がりを見せていくのか? 注目したい。アースデー特集「海の神秘」ナショナル ジオグラフィック チャンネルにて4月10日(土)・18日(日)・22日(木)放送公式サイト:http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/379

「技術面は我々がリーダーシップを発揮している」――Ericssonの戦略と優位性

"テレビ、PC、ケータイとして利用できる「IPTV REMOTE」"  日本エリクソンが3月15日、「新時代に向けたVisionと技術戦略セミナー」を開催。LTEやHSPAのネットワーク技術におけるEricssonの戦略や、Mobile World Congress 2010で披露したサービスの中から、同社の新しい取り組みを示すものを紹介した。 日本エリクソン 代表取締役社長のフレドリック・アラタロ(Fredrik Alatalo)氏は、モバイル市場のトレンドとして、ユーザーが携帯端末(モバイルインターネットデバイス)を使用する際に操作性を重視するようになったことと、ネットワークの世界ではクラウドコンピューティングが普及していることを挙げた。「GoogleやMicrosoftが注力しているクラウドのメリットは、1カ所へサービスを集中できること。これにより、開発コストを下げ、幅広い機器へサービスを提供できる」(アラタロ氏) HSPAやLTEをはじめ、これからはモバイルブロードバンドが携帯電話事業のカギを握っている。Ericssonが目指すモバイルブロードバンドの世界は、さまざまな機器をネットワークにつなげ、通信事業者が提供するサービスを利用できるというもの。こうした機器の中で同社が注目しているのが「テレビ」だ。「テレビはモバイルブロードバンド機器の中心にある。(インターネット経由で映像を配信する)IPTVは標準化が進められており、ユーザーはテレビからさまざまなサービスに接続できるようになる。新しい広告配信や、ケータイと組み合わせたメッセージサービスも可能になるだろう」(アラタロ氏)●Ericssonの優位性はネットワークの品質 携帯電話市場は成熟期を迎えたともいわれているが、アラタロ氏は「まだ成長の余地はある」とみている。「ケータイのサービスはまだ音声が大多数を占めているが、モバイルブロードバンドのトラフィックは2009年から2015年にかけて約1000倍伸びると予想している。トレンドの成長を予測してどう対応するかが重要だ」と同氏は説明する。 モバイルブロードバンドは現在、HSPAからLTEへの移行期にさしかかっており、Ericssonは2020年までに500億の機器がLTEに接続することを目指す。「LTEチップセットの価格はそれほど高くはない。カメラや冷蔵庫、PCなどにも無線技術を搭載していきたい」と同氏は意欲を見せる。通信事業者にとっては、音声サービスに加えてモバイルブロードバンドサービスに課金をすることで、年間28%の収益増加が見込まれるという。 HSPAについて、Ericssonは現在315の商用ネットワークを提供しており、対応機器は2100以上に及ぶ。日本ではイー・モバイルが下り最大21MbpsのHSPA+サービスを提供している。2010年は下り最大42Mbpsのサービスを日本を含む世界で開始する予定だ。LTEはHSPAのソフトウェアをアップグレードすることで利用可能になることから、「HSPAもビジネスとして生き残っていける」(アラタロ氏)という。 また、3GPPが策定する仕様の1つ「Release 9」では、(2つの基地局から電波を受信する)デュアルセルで(複数のアンテナを組み合わせて電波を受信する)MIMOを利用でき、下り最大84Mbpsを実現する。 ほかのネットワークベンダーと比較した場合、Ericssonの優位性はネットワークの品質が優れていることだとアラタロ氏は強調する。2009年の調査によると、欧州やアジアをはじめとする全地域で、Ericssonのネットワークを利用したダウンリンクが最速との結果が出ており、アラタロ氏は「技術面では我々がリーダーシップを取っていると信じている」と胸を張る。●HSPAかLTEかの選択は「難しい問題」 EricssonはLTEで150Mbpsの通信速度を出すことを2010年の目標としている。すでにVerisonやAT&T、NTTドコモなど主要な通信事業者がEricssonのネットワークを選定している。一方、KDDIはLTEのネットワークベンダーに日立製作所を選定しているが、アラタロ氏は「まだ何も決定していない」と前置きしつつ、EricssonもKDDIとの事業展開を検討していることを明かした。また同氏は、Ericssonの機器は、HSPAからLTEへアップグレードする時期を選択できることも強みとした。12

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